たかが緑内障
たかが緑内障!?
白内障は眼が白く濁り周りのものが見えづらくなってしまう病気。では緑内障は?まさか眼が緑になるなんてことは…。緑内障とはいったいどんな病気でしょう。
緑内障という病名
- 病名の由来について
眼球にある角膜と水晶体はカメラでいうところのフィルターとレンズの役目をしています。ですから当然透明でなければならず血管もありません。必要な栄養は房水という液体からとっています。
緑内障という病名は、この房水が過剰に溜まって角膜がむくみ瞳が青みがかってみえることからつきました。文字通り本当に眼が緑色になる病気なのです。とはいっても白内障のようにはっきりとわかる色ではありませんよ。
緑内障の症状
一口に緑内障といってもいろいろとタイプがあります。
- 開放隅角緑内障
- 40歳以上で発病するケースが多い
- 自覚症状はない
- 病気が進行すると視野の一部に見えない部分が出始める
- 閉塞隅角緑内障
- 40歳以上の女性に多い
- 緑内障発作(頭痛や眼痛、視力低下、吐き気など)が起きることがある
- 正常眼圧緑内障
- 緑内障患者の6割はこのケース
- 視神経の血流が悪くなる
- 続発緑内障
- 何か別の病気の影響で起こる緑内障
こんなに種類があるんですね。緑内障は発症してもまったく気付かないことが多いのだそうです。365日。眼は使わない日などないですよね。「異常が起きたらすぐわかるんじゃない?」
確かに、そう思いますよね。でも、この緑内障。やっかいなことに瞳の色の変化や痛み、充血といった症状がまったくないまま進行することが多いのです。視野の一部が見えなくなるという唯一の自覚できそうな症状も
片方の眼がもう片方の視野をカバーしてしまう為、「まぁ不自由はないし、いいか」とほったらかしにしてしまう人が多いのです。
早期発見が鍵!
あなたは「たかが緑内障じゃないか」と思っていませんか?緑内障は最悪の場合失明してしまう恐れのある病気なのです。でも、ちゃんと治療を受ければ心配することはありません。そのためには早期発見!40歳を過ぎたら定期的に検査を受けることをオススメします。
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